西山酒造場がある兵庫県丹波は日本三大杜氏の1つ「丹波杜氏」発祥の地。代表銘柄「小鼓」は、俳人・高浜虚子にその名を受け、以来蔵は門下・画人が集う文化サロンとなっていました。この舞台となった主屋、塀、 三三庵(ささあん)は、国の登録有形文化財に登録されています。主屋は、瓦ぶき木造二階建て、1891年(明治24年)頃の建築、江戸中期の丹波地域の特徴的な住宅様式を伝え、現在は店舗となっています。三三庵は、伝統の上に新しい創意を加味して作られており、「小鼓」が「古くからの手造り・小仕込での酒造りを継承する中、斬新なボトルやラベルと融合させて新しい酒文化を提唱する」とする精神に脈々と受け継がれております。
2020年(令和2年)には兵庫県の景観形成重要建造物に指定されました。
酒造りには敷地内の井戸「椿寿天湶(ちんじゅてんせん)」の湧き水を使用し、兵庫名産の山田錦の他、地元産の兵庫北錦、但馬強力を積極的に使用。

日本酒のみならず、リキュールや蒸留酒などバラエティ豊な新しい商品を展開しています。