酒楽。月替りの日本酒ラベル
真っ白な木綿に描かれる、
四季と伝統を織り交ぜたテキスタイルデザインを
日本酒のラベルとして纏わせる。
the sakeraku.×BAUHAUSならではの新しい日本酒ブランドです。
古くから日本には暦を美しく表現する言葉がたくさんあります。
そんな言葉たちを用いて、
日本酒の視点から
四季の移り変わりや伝統をトレンドにデザインした
日本のテキスタイルをお届けしていきます。
日本各地の蔵元が丁寧に造り上げる日本酒を、
酒楽のテキスタイルと共にお楽しみください。
日本酒を「楽しむ」側の目線で想いを届ける。 |
神無月-KANNAZUKI-
10月は神無月。
一説では新酒を造る月という意味の"醸成月(かもなしつき)"が
変化した言葉とも言われています。
今月は滋賀県大津で日本酒造りをされている平井商店さんの純米吟醸を
酒楽。のテキスタイルとともにお届けします。
夜を纏ったテキスタイル
10月は先月と対比して、夜のイメージを表現してみました。
秋の深まりを感じる鈴虫の声とやんわりと照らす月明かり。
こんな時期は窓を開けて季節を感じながら日本酒を楽しみたいですね。
テキスタイルラベルには、綿の一大産地とも称される伊勢で作られる三重県指定伝統工芸品、伊勢木綿の晒(さらし)を使用しています。 明治時代から受け継がれる織機で織り上げられた、素朴でやわらかな最高級の木綿です。
江戸時代から今も続いている伝統の布、伊勢木綿。
昔から変わらぬ製法で出来る小巾の反物には、最高の肌触りと古布のような素朴な風合いがあります。その秘密は糸(弱撚糸)。強く撚りをかけずに綿(わた)に近い状態の糸を天然のでんぷんのりで固め、昔の機械でゆっくりと織っているため、一台の機械で一日一反(13メートル)しか織れません。出来上がった布は洗っていくうちにのりが落ちて糸が綿(わた)に戻ろうとするので、生地がやわらかくなっていきます。この肌触りこそが伊勢木綿の魅力なのです。
伊勢木綿のこと
昔から続く伝統技術を使いながら、現代のエッセンスを取り入れたものを作る。そしてそれは日本人のアイデンティティが感じられるものがいい。またそれは特別なものではなく日常で使えるものがいい。伝統技術の継承や地場産業が発展するという事は、そういったものがその時代の暮らしの中に自然に溶け込む様なものでなければならないと思うからです。そんな伝統素材の新しい可能性を提案していければいいと思います。
伝統を新しいかたちに
お弁当や贈りものを包んだり、
日本酒とともに敷物として食卓に彩を添えてみたり。
使うほどに味の出る伊勢木綿に季節をデザインした
酒楽。のテキスタイルを生活に取り入れてみませんか。
包んだり、敷いたり。
350年の歴史ある酒蔵
創業は万治元年(1658年)。当時大津は琵琶湖の湖上交通の要衝であり、物流の中継地として栄えていました。また「大津酒」という言葉があるほど酒造りも盛んでした。 それから350年余り、代々襲名してきた八兵衛の名前を継ぐ当主の平井さんは17代目、商社マンとして海外勤務を経験した後に家業を継ぐことを決意し、自ら杜氏の修行を始めました。今でこそ滋賀では珍しくない蔵元杜氏の先駆けともいえます。そして18代目、娘の弘子さんは現在女性杜氏として、日々自分らしい酒造りに向き合われています。平井商店さんの日本酒は、昔ながらの和釜でお米を蒸し、一つずつ袋に入れて搾る佐瀬式の槽で搾っています。
地元大津の棚田で採れた酒米「山田錦」を使った純米吟醸。 KANNAZUKI 純米吟醸 平井 |
※クリアケース付
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