八千代酒造では、全ての酒造りを「槽(ふね)」と呼ばれる昔ながらのもろみを絞る道具を使って行っています。酒米「山田錦」の栽培も手掛け、安心安全なお米と良質な水を使って美味しいお酒を造っています。

八千代の酒造りは苗を育てる準備から始まります。黄金色に輝く稲穂が豊穣の時、酒米「山田錦」を収穫し、11月から極寒にかけお酒を仕込みます。 仕込み水の源となる、豊富に湧く大将山(標高646m)の伏流水はミネラルを多く含む中硬水です。その水脈で20数年前より酒米を栽培し、米作りから酒に醸すまでを「農醸一貫」として志しています。

銘柄「八千代」は、「君が代」の一節「千代に八千代に・・・」から、この酒を飲む人々の家系が、ゆく末永く栄えることを祈って名付けられました。 日本酒が生まれてくる気候や風土、環境全体を指す”テロワール(terroir)”の概念を大切にしながら、”奥萩テロワール”を感じさせる酒造りを追求し、今なお続く伝統を守るために革新を加え、新たな価値を生み出すことに挑み続けます。




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