田端酒造の始まりは嘉永4年(1851年)紀州藩より酒造鑑札として「酒株」の許可を受け、朝日屋として那賀郡穴伏村にて酒造業をはじめたことでした。
「滴滴在心(一滴一滴に心を込めて酒を醸すこと)」を信条に昼夜の別なくそれぞれの作業を適確に進めていきます。蔵人の洗練された感覚を重視し、
人のぬくもりが酒に伝わるように、ほとんどの工程を手作業で行っております。

日本酒の製造ではよく「一麹(いちこうじ)、二もと(にもと)、三造り(さんつくり)」といわれています。田端酒造では特に、麹造りを重んじた製法にこだわりをもって仕込みをしています。代表銘柄の「羅生門 龍寿」は1982年の発売より、モンドセレクションで世界初の32年連続最高金賞受賞しています。

2009年から現6代目蔵元の長谷川香代氏とその娘の聡子氏による新たな試みとして、和歌山県で生産された原料を使った酒造りを始めました。
2011年には日本酒を使った梅酒を販売銘柄のひとつに加え、これまでとはちがった爽やかな味わいを持つ梅酒として日本酒の苦手な方にもご好評です。
田端酒造は、これからも新たな試みに挑戦し、大切な日本の文化といえる日本酒を多くの皆様に味わっていただけるよう酒造りに専心しています。




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