はつもみぢは酒蔵として、目指す姿移りゆく自然を日本の酒で届けるという目標を掲げています。 島国である日本は、豊かな自然に囲まれた移りゆく国です。
自然との共生の中で、人々は四季に限らず、二十四節気七十二候という細やかな変化を感じてきました。
自然と人とが係り、役を繋げて造られる日本の季節の酒を、大切な人たちへ届けてゆきたい。やがてこの働きが日本の酒文化の未来へ繋がると信じています。

通常日本酒は、秋の酒米の収穫後に生産を開始し、春までに全ての醸造作業が終了します。
しかしはつもみぢは、季節を映し出す酒を通じて、移りゆく「イマ」を愉しんでいただけるようにと、一年を通して酒造りを行っています。
365日蔵を動かし続け、常に季節に合わせた新鮮な酒を造り続けているのです。
米と米麹のみで発酵させることで、米の旨味を存分に引き出すことができる純米酒。酒造りは、発酵学です。
特に人間の力で発酵を止めることができない純米酒造りにおいては、そこに息づく微生物たちと対話をし、
微生物が生きやすい環境づくりの手伝いをすることが杜氏の仕事。
日々子育てをするように、酒造りを行っています。




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