the sakeraku. | 蔵女について | No.9 森喜るみ子 氏・豊本理恵 氏

「忍者の里」として名高い三重県伊賀市にて1893年創業。生産量は年間300石ほどと小さな蔵ですが、現在は5代目・るみ子氏を筆頭に全量蓋麹、手仕込みで昔ながらの酒造りを続ける全量純米蔵です。

代表銘柄である「るみ子の酒」は1992年、漫画「夏子の酒」の作者・尾瀬あきら氏により命名されたシリーズ。 この漫画に森喜酒造場の後継ぎである森喜るみ子さんも多大な影響を受けました。るみ子さん自身、以前は製薬会社で働いていたそうです。また、主人公・夏子と同じ2月7日が誕生日であること、蔵元が病気にかかり、夫の英樹さんとともに蔵を継いだこと、若いころから蔵の酒を飲んでいたことなど、まさに「リアル夏子」のようなるみ子さんは同作を読んで感動。尾瀬さんに手紙を書いたことから、ふたりの交流が始まりました。東京で行われた地酒の会で勉強したり、純米蔵の雄である埼玉の神亀酒造に足を運んだりし、るみ子さんは「純米酒」を造ろうと決意します。

the kurajo.は香り控えめ、深みのある酸、どんな温度でも美味しく飲めるしっかりとした酒質が特徴です。

蔵元の森喜るみ子氏(写真左)と杜氏の豊本理恵氏(右)




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